CH32V407/V467はRVV・高速USB・Ethernet・大容量PSRAMを一つにまとめる
CH32を理解するためのノート群 の2026年世代。
事実
CH32V407/V467は200MHz級のQingKe V3V RISC-Vコアを使い、RVVベクトル拡張を持つ。
公開されている仕様では、
- 512KB Flash
- 200KB SRAM
- 10/100M Ethernet MAC+PHY
- 最大2系統のUSB 2.0 High-Speed Host/Device、480Mbps PHY内蔵
- LTDC
- DVP
- SDIO/FSMC
- I3C
- CAN
- ADC/DAC
などを持つ。
V467ではさらに4MBまたは8MBのPSRAMを内蔵する。
考察
V467で最も大きいのはCPUクロックよりもRAM容量である。
従来の低価格MCUでは、GUI framebuffer、画像処理、ネットワークbuffer、大きなworking setを扱うと外付けSDRAM/PSRAMが必要になりやすい。
8MB級PSRAMをパッケージ内へ持ち、Ethernet PHYとUSB HS PHYも内蔵すると、
- 小型HMI
- 表示端末
- カメラ前処理
- 産業IoT gateway
- 軽量なsignal/image processing
を外付けメモリなしで成立させやすくなる。
RVVもこの用途と整合している。単にベンチマーク値を上げるためではなく、画像・DSP・並列処理に使える余地がある。
注意点
RVV対応という事実だけで、既存ライブラリが自動的にvector化されるわけではない。
コンパイラ、ABI、intrinsics、SDK側の成熟度が実性能を左右する。2026年時点では新しい系列なので、CH32の開発環境はMounRiverだけではなくGCC・ch32fun・Zephyr・Rustまで広がっているで扱う成熟したV003/V2/V3系と同じ感覚では見ない方がよい。