CH32を理解するためのノート群
CH32/WCHのMCU群について、個別の機能・系列・開発環境ごとに分けて調査したノートの入口。
CH32は「安価なRISC-V MCU」という説明だけでは捉えにくい。WCHが持つUSB、Ethernet、USB PD、アナログ、モータードライバなどのIPをMCUへ統合することで、外付け部品を減らす方向に製品群が広がっている。
系列と設計思想
- CH32は「安いRISC-V」ではなく周辺IPを飲み込むMCU群として見ると分かりやすい — WCHがMCUへ周辺IPを統合する意味
- CH32V003の後にV002/V004/V005/V006/V007は何を増やしたのか — V003以後の超廉価V00x系列
- QingKeは標準RISC-Vの上に割り込み・デバッグの独自性を載せている — QingKe RISC-VコアとWCH独自部分
- CH32のPIOCはMCU内に置かれた小さなプロトコル処理CPUとして見ると面白い — PIOCという小さなプロトコル処理CPU
- CH32X035は低価格MCUにUSBとUSB PDを同居させる意味が大きい — X035を中心にUSB/PD統合を見る
- CH32M007/M030/M103はMCUより「モーター・電力制御SoC」に近い — M007/M030/M103とモーター・電力制御
- CH32のEthernet内蔵はV208/V307/V317で意味が違う — Ethernet内蔵型番の違い
- CH32H415/H416/H417はUSB3をMCUへ持ち込んだ高帯域系列 — H415/H416/H417の高速I/O
- CH32V407/V467はRVV・高速USB・Ethernet・大容量PSRAMを一つにまとめる — RVVとPSRAMを持つV407/V467
- CH32X315は4組48チャネルADCとUSB3を直結したデータ収集向けMCU — USB3と多チャネルADCを組み合わせるX315
- CH32はMCU単価より「何個の外付けICを消せるか」で価格を見る — MCU単価ではなくBOM全体で見る
開発環境・書き込み
- CH32の開発環境はMounRiverだけではなくGCC・ch32fun・Zephyr・Rustまで広がっている — WCH公式SDKからch32fun、Zephyr、Rustまでの全体像
- ch32funとminichlinkはCH32V003を専用IDEなしで扱う最小スタックを作った — ch32funとminichlinkによる軽量なC開発
- CH32の書き込みとデバッグはSWIO・ISP・minichlink・probe-rsを分けて考える — 書き込み・デバッグ経路の全体像
- CH32V003のSWIOは1本の信号線で書き込みとデバッグを成立させる — V003の1-wire SWIOとWCH-LinkE
- WCHのfactory ISPとwchispはSWIOを使わないfirmware更新経路になる — factory ISPとwchisp
- USBを持たないCH32V003をUSBで書き込むrv003usb bootloader — USBを持たないV003をrv003usbでUSB書き込みする
- probe-rs 0.32でCH32はかなり普通のOSSデバッグ対象になった — probe-rs 0.32以降のCH32対応
- CH32でZephyrとRust/Embassyが使えるようになりつつあるが成熟度は系列ごとに違う — ZephyrとRust/Embassyの対応状況
実際に作られているもの
- OpenServoCoreはCH32V006の安さを「全部のサーボをスマート化する」方向へ使っている — V006で安価なRCサーボをスマートサーボ化するOpenServoCore
- CH32H417だけで16ch 200MHz連続ロジックアナライザを作る例が出ている — H417単チップ中心の16ch/200MHz USB3ロジックアナライザ
- CH32M030を140W USB-C PD受電器に使うとモーターMCUという分類が崩れる — M030を140W USB-C PD受電器へ使う例
このノート群では、確認できた仕様・価格・公開実装を「事実」として列挙し、その後に「考察」を分けて書く。考察は製品選定や設計思想を理解するための推論であり、メーカーや各プロジェクト作者の公式見解とは限らない。
🔗 リンクされているノート
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- CH32V407/V467はRVV・高速USB・Ethernet・大容量PSRAMを一つにまとめる
- CH32H415/H416/H417はUSB3をMCUへ持ち込んだ高帯域系列
- CH32のEthernet内蔵はV208/V307/V317で意味が違う
- CH32M007/M030/M103はMCUより「モーター・電力制御SoC」に近い
- CH32X035は低価格MCUにUSBとUSB PDを同居させる意味が大きい
- CH32のPIOCはMCU内に置かれた小さなプロトコル処理CPUとして見ると面白い
- QingKeは標準RISC-Vの上に割り込み・デバッグの独自性を載せている
- CH32V003の後にV002/V004/V005/V006/V007は何を増やしたのか
- CH32は「安いRISC-V」ではなく周辺IPを飲み込むMCU群として見ると分かりやすい