タラバガニー設計局stalins.clubNOTE/notes/go-rc3-security-batches

最近の Go RC3 はセキュリティ修正と強く結びついている

Go のリリースプロセスでは RC3 は必須工程ではない。Go の RC は定期発行ではなく、必要なときだけ追加される のとおり、RC1 以降に critical bug を修正した場合に追加 RC が発行される。

直近を見ると、Go 1.24〜1.26 の RC3 はすべてセキュリティ修正を含んでいる。

RC日付内容
Go 1.24 RC32025-02-05セキュリティ修正2件
Go 1.25 RC32025-08-06セキュリティ修正2件
Go 1.26 RC32026-02-04セキュリティ修正1件

Go 1.24 RC3 は特に分かりやすい。cmd/go の Darwin+cgo ビルド時の任意コード実行問題は Go 1.24 RC2 のみに影響しており、RC2 をそのまま正式版にすることはできなかった。そのため RC3 を切る合理的な理由が明示的に存在する。

Go 1.25 RC3 も os/execdatabase/sql のセキュリティ修正を含み、同日に supported release の Go 1.24.6 / 1.23.12 にも関連する修正が出ている。Go 1.26 RC3 も crypto/tls の修正を含み、同日に Go 1.25.7 / 1.24.13 が出ている。

このため最近の RC3 は、単なる「3回目の定期テスト版」というより、正式版直前の security / critical fix batch を取り込んだ最終候補として現れる傾向が強い。

ただしこれは公式仕様ではなく、Go 1.24〜1.26 の実績からの観察である。RC3 が必ずセキュリティリリースになるわけではないし、RC2 が十分安定していれば Go 1.22 / 1.23 のように RC3 自体が存在しない。

Go 1.27 については 2026-08-13 時点で go1.27rc3 tag の存在を確認できる。ただし、このノートを書いた時点では最新の golang-announce が検索インデックスにまだ十分反映されていないため、RC3 自体のセキュリティ修正件数についてはここでは断定しない。1.27 の時期予測は Go 1.27 は RC3 後の最終局面にいる に分離する。

世代ごとの間隔は Go 1.22〜1.27 の RC 間隔 を参照。

出典

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